6月21日(金)に日本公開される映画『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』(原題:Anselm)の予告編と新たな場面写真が公開された。
戦後ドイツを代表する現代芸術家、アンゼルム・キーファーの生涯と現在を追ったドキュメンタリーである同作。ナチス・ドイツの暗黒の歴史や神話、歴史、哲学などのテーマを絵画 / 彫刻 / 建築などで壮大に表現することで知られるアンゼルムの作品を3Dと6Kで撮影。絵画や建築を立体的で目の前に存在するかのような奥行きのある映像に仕上げたことも特徴となっている。監督はアンゼルムと同じ1945年生まれで、最新作の『PERFECT DAYS』 が『第96回アカデミー賞』国際長編映画賞にノミネートされたヴィム・ヴェンダースが務めた。
公開された予告には、アンゼルム・キーファーへのインタビューや芸術作品、作品の前を歩くアンゼルムの姿が含まれており、映像から芸術作品群の圧倒的な存在感が確認できる。
また、場面写真には、アンゼルムのインタビューカットや、ナチス式の敬礼をする自身の姿を撮影したシリーズ『占領』、アンゼルムの幼少期を演じるヴェンダースの孫甥(うまごおい)アントン・ヴェンダース、青年期を演じるアンゼルムの息子ダニエル・キーファーのカットなどが含まれている。







『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』

監督:ヴィム・ヴェンダース
エグゼクティブプロデューサー:ジェレミー・トーマス
撮影:フランツ・ルスティグ ステレオグラファー:セバスチャンクレイマー
編集:マクシーン・ゲディケ
作曲:レオナルド・キュスナー
出演:アンゼルム・キーファー ダニエル・キーファー アントン・ヴェンダース
2023年/ドイツ/93分/1.50:1/ドイツ語・英語/原題:Anselm/カラー・B&W/5.1ch/3D&2D
字幕:吉川美奈子 配給:アンプラグド
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公式サイト:unpfilm.com/anselm
X:https://twitter.com/anselmjp